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町田良夫の音響コラージュ・シリーズ作品「ハイパーナチュラル」の3作目。「忘却」というテーマをアフリカやアジアでのフィールド・レコーディング、電子音、ノイズ、様々な楽器等で作り上げた音響詩。フランスのレーベル、Baskaruからのリリース。
「beautiful relationship between 'reality' and artifice」 (The Wire 2008年9月号)
「Great record of intelligent and thoughtful electronic music.」(THE SOUND PROJECTOR 2008年11月号」
[CDライナーノーツ (日本語訳)]
ハイパーナチュラル・シリーズは、意味的/象徴的に使われた音響部品のコラージュで、曲のイメージと題名との、曲と曲との相関関係で全体のテーマ「自然」を表現する試みだ。ラッセル・ミルズ、イアン・ウォルトン、ライアル・ワトソン、アニー・ディラード、ルパート・シェルドレイク、萩原秀三郎などの作品や著作に触発され1997年ごろから製作し始めた。#1(自主/1999年)のテーマは「東アジアの記憶」、#2(Softl Music/2001年)のテーマは「透明な存在」、そして最後の#3(Baskaru/200X年)のテーマは「忘却」である。
「忘却」とは、事物と時間との相関関係特性だ。「忘却」にはポジティブな一面がある。時間経過の中で自然現象として現れ、新しい世界を形作る重要な要因となる。自然は、周期が異なる無数の「記憶―忘却」サイクルから成り立っている。未来を容易に予測はできはない。なぜなら、あまりに複雑なこの自然は、何が起こるかわからない、根本的に「Hyper」な存在だからだ。
2007年6月 町田良夫
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