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制作プロセス


町田良夫は、90年代コラージュ作品を制作していました。その時、印画紙を素材の一つとして、光の象徴として使っていました。数年後、この素材のみを取り出し、それをメインの表現媒体として使い始めました。彼は、これを「Photobatik」(フォトバティック)と名付けました。Photobatikは、カメラを使わず制作されます。また、フォトグラム(レイヨグラフ)とも異なります。フォトグラムにおいて、露光部分と未露光部分が基本的には同時に存在します。表面上、露光部分は黒い色に、未露光部分は、白い色になります。イメージは、光と影のコントラストの差の結果として形成されます。しかし、Photobatikに、未露光部分はありません。Photobatikの全てのイメージは、露光と現像行程で作られます。このプロセスは、バティック(ろうけつ染め)と同様です。フォトグラムは、構造的に「部分露光、全現像」なのに対して、Photobatikは、「全露光、部分現像」なのです。最近、町田は、この技法をさらに発展させ、現像液なしで制作しています。印画紙は、強制露光され、化学反応をストップさせるフィクサーにつけるだけです。その結果、全体に明るいピンク色を帯びた仕上がりになります。
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