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ESSAY by Machida, about favorite records :
Studio Voice vol.312 Dec, 2001


personal vinyl cuts vol.6
町田良夫

*1: ザップのサウンドは、本当にすごいと思う。また、中心人物であるロジャーが手がけた ザップ・ファミリーのThe Human Body, New Horizons, S.Murdok, また、Sugerfootのソロなど、どれもすばらしい。薄っぺらなヴァイナル盤から、あれだけのサウンドの強度が奏でられるとは信じがたいほどだ。彼らの独特なグルーブはJBの様に汗のグルーブでなければ、エレクトリックなグルーブとも違う。バンドを構成するサウンドの要素も実に無駄がない。一見ファンクの典型ととられがちだが、実はファンクというジャンルだけにとどまらせて置くには、あまりにスケールが大きすぎるバンドなのである。

*2: 大体、ジャンルにあてはまりにくいものの中には、とてつもなくすばらしいものが多い。 コクシネルもその一つ。池田洋一郎(元めんたんぴん)と野方摂が中心となって主に80年代に活動して いたバンドだ。(近々、いねん堂からCDが発売されます?)そのサウンドは、JOY DIVISIONの様な緊迫感を常に持ち合わせていた。あの音響感覚は、いったいどこから生み出されたのだろうか?日本語の歌詞、唱方もあれほどバックの音感覚と合っているものを聴いたことがない。彼らが演奏しているにもかかわらず、そのサウンドとは、どこか遠い宇宙から聞こえてくるサウンドのようだ。

*3: 宇宙的サウンドで、ほとんど知られていない名盤がある。ララージがENOとAMBIENT#3をやる前のE.L.Gordon名義のアルバム。AMBIENT#3よりも録音がライブで、演奏も感情的だ。「演奏」を聴き手に感じさせる録音であるにもかかわらず、一気に宇宙まで連れ去るすばらしい音楽家もいるが、一方で、「演奏」の中から何か新しいものを生み出そうとする音楽家もいる。このアルバムは、そのどちらのタイプの音楽家たち、またはそのリスナーたちにも大変参考になると思う。

*1: ZAPP 『ZAPP 4』(Waner Bros.Records)
*2: Cook c' Nell 『Boy Tree』(Balcony Records)
*3: Edward Larry Gordon 『Celestial Vibration』(SWN Corp.)



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